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                                           T A M P E R E



Oval dining table


天板の楕円形状はデンマーク人の数学者ピートハイン(PIET HEIN)が考案したスーパー楕円と呼ばれるものに倣って象られています。楕円と長方形の中間を縫うようなその独特のラインからは無機質な幾何学線とは異なる優しい印象を受けます。テーブルとしての使用感は長方形と似た凡庸性の高さがあるものの、インテリアの一要素として長方形のような固さを感じさせることがなく小慣れた空間づくりを演出します。狭い空間や動線の確保が難しい場合のレイアウトでも一翼を担うテーブルだと考えています。


■ オーバル ダイニング テーブル
W1600〜2100 / D900 / H710  250,000〜340,000円
サイズ、樹種はご要望に応じて製作いたします。




Rectangle dining table

レクタングテーブル


■ レクタングルダイニング テーブル
W1600〜2100 / D900 / H710  220,000〜310,000円
サイズ、樹種はご要望に応じて製作いたします。



Extension table

 

伸長式の食卓、レール金物は用いない蟻溝による引出し構造で作られているのでガタつきが少ないという特徴があります
円形で装飾性の乏しいテーブルですが、伸長という機能と無垢材の美しい木目だけで役割としては十分ではないかと考えています
  

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北欧で暮らしていた当時、私の住んでいたアパートの備え付けのテーブルはパイン材で作られたエクステンションテーブルでした。デンマークでは訪れる家々、結構な確率でエクステンションテーブルに遭遇した記憶があります。
北欧の市街では古い石造りのアパートメントが住まいとなり、また少し郊外にいくと一軒家が多いのですが、デンマークではそれほど大きくない平屋というのが平均的な層の暮らしです。長い冬を心地良く暮らすべく、皆、本当に素敵な暮らしぶりなのですが、それほど大きくない空間で、家具と家具の付かず離れずの距離感は絶妙で、大柄な北欧の人たちが意外にもコンパクトに住まわれているのに、なんともいえない暖かな心地よさを感じていました。
暮らしを積極性をもって楽しむことになると、大は小を兼ねるではなく大には大の、小には小でなければいけない瞬間があるのだろうというのがその時に憶えたことです。

私はあまり開放的な空間が苦手で、先にも述べたような心地よい距離感というか、狭い、低いといったこじんまりとした空間のほうが落ち着きます。大きなテーブルは立派で、木目の美しい無垢材で造るならぜひ大きなテーブルを、と勧めがちなのですが、家族で囲むちょうど良いサイズのテーブルというのも素敵だ、と最近は思っています。


■ エクステンションダイニング テーブル
W1200(1800) / D1200 / H710  360,000円
サイズ、樹種はご要望に応じて製作いたします。




Slab dining table


厚さ45ミリの天板と四隅の角脚からなる重厚感のあるダイニングテーブル。多人数掛け、大きさのあるダイニングテーブルををお求めの方にお薦めのダイニングテーブルです。サイズ、樹種はご要望に応じて製作いたします。

■ スラブダイニングテーブル
W2400 / D950 / H710 チェリー材  530,000円(参考価格)


Order dining table 1

チークダイニングテーブル


一本の丸太からなるとても美しい板目のチーク材の天板。堅く、水や汚れに強く、耐朽性の高いチーク材は家具になってしまえば良いところばかりの材ですが家具の材料として手にできる量には限りがあって、とても高価な材になっています。
加工は良好ですが、刃物は直ぐに切れ味を失うので繰り返し刃研ぎが必要です 。木目や色味も削ってみるまでは判らないことも多くあって、一本の丸太を仕入れて製作するのはいつも以上に覚悟を要します。大変なことも多いのですが、仕上がった天板を前にし、チーク材でしか発することのないその存在感に報われた気がします。

ステンレススチールで製作の脚部も力作です。パイプでなく、無垢の平板を加工して製作しています
縦揺れに強いAパーツと横揺れに強いBパーツのそれぞれを溶接で製作の上、縫い合わせるようにボルトで合体させています。検討通りで剛性は十二分に発揮されています。これらの概要はスカルパ(Carlo Scarpa)の作品から着想しているのですが、スカルパの掲げる超合理主義というのはなるほどこういうことかと、あらためて考えさせられた機会にもなりました。製作においても、困難を極めていて合理的とは言い難く、必要な機能だけを求めるのであればもっと簡単な回答もあります。テーブルの脚ならば4本の角パイプでも事足るのです。それでも、素材と向き合うことや製作手段を熟慮することでしか生まれない創意工夫があるということ。そこには次につながる何かの発見があったりして、大げさにいうならばそれこそが伝統的価値と呼べるものなのかもしれません。堅牢なチーク材を用いて、剛性のあるステンレスの脚部からなるこのテーブルは100年保つテーブルです。いろいろな想いも込めてそう位置付けたいと私は思っています

ものづくりということにおいて、必要なものを必要な分だけ、無駄のなく合理的というのは現代において大切な考えのひとつだと思います。庶民感覚を軸にしたいとどこかで思っている私には、どちらかといえばこちらよりの考え方をしていることが多い気もします。特別なものを特別な人に向けてやっているかもしれない、今の私のオーダーメイド家具ですが  、丁寧に作られたものが特別でなくて、普通に存在する世の中になれば良いなと切に願っています。

オーダメイドダイニングテーブル
W2200 / D970 / H700 チーク材 /ステンレススチール (参考商品)



Order dining table 2

チークテーブル


チーク材の天板はゆるやかなテーパーがつけられており端部はわずか15ミリと非常にシャープなものになっています。
足先の床に接する箇所も丸く仕上げられていたり、支持構造の一部を真鍮にすることでも軽快な表情を与えています。
チークや真鍮といった素材の美しい経年変化を味わえるダイニングテーブルです。

■ オーダー ダイニング テーブル
W1800 / D900 / H710  (参考商品)



 

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