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ORDER 34
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■ SIDE BORD /ウォールナット・MDFエナメル/ W2000 D300 H750

ウォールナット無垢材の本体、エナメル塗装の艶やかなグレイの扉のコントラストが美しいボード。扉はスイング開閉式のものを採用。
最近は無垢材だけでなく、色々な仕上げを選択肢として考えるようにしている。金属の部品や、こうした塗りの仕上げは僕のなかではすでにスタンダードな素材になっている。それらに共通して言えることは、似せたものとか、イミテーションとかじゃない本物であるということかもしれない。僕のなかでは無垢材と同じような感覚であつかっている。塗りの扉も、金属の部品製作も町工場の職人さんにお願いして形となる。いつも本当にプロフェッショナルな仕事ぶりである。そういう人たちとの共同作業は楽しくてしょうがない。こちらの意図や想いを伝えるとそれ以上の回答が帰ってくるようなやりとりなのである。知識だけじゃなくて、その姿勢に感動させられる。
ビニールシート張りやポリ合板じゃなくて、ちゃんと職人さんが塗り上げたこのグレイの扉、見れば見る程美しい。いつも良い塗りっぷりの塗装屋さん、それからこのボードのデザインを真剣に考えていただいたお施主さん、本当にありがとうございました。

ORDER 37

■ TV BORD /ウォールナット/ W1000 D310 H130

テレビの横幅と揃えたサイズ。ブルーレイとチューナーが入るだけの隙間を機能として設けた。必要最低限の大きさと必要最低限の機能で作った家具と言えるかもしれない。
でも、この家具はこの空間にはそれなりに意味があるものなのである。
装置的な家具と称しても良い。つまり、あまりに家具の存在感がなく、ただ、テレビと機器類とを空間に馴染ませるためだけの装置のようなものだからである。でもそれこそが大事なテーマとして取り組んだプロジェクトだから、個人的にも納得しているし、お客さんも僕以上によろこんでくれた。
木のかたまりからくり抜いて制作したような、彫刻のような家具。無垢材で制作しているから本当のかたまりなのだけれど、本当は木を積層して製作している。脚となる部分が不必要に太いところが良い。楽しいと感じる部分がどこかにあると良い。真面目なことは大事だけれど、ただの真面目なデザインじゃつまらない。単純に面白いと感じることや、ばからしいと感じることを真剣にやってみる。
意外とそれこそが格好良いモノにいきつく近道な気がする。

 

 
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