上はガラス扉の食器棚
波打ったガラスを用いたのではっきりりと内側が見えるわけではありませんが、仕舞われた食器の存在はそれとなしに伝わります。完全に隠してしまうような板戸とは違って家具に奥行きを感じます。あくまでも魅せる収納、飾り戸棚です。
久しぶりにガラス戸の家具を製作したような気がします。家具の扉としては一般的なので、もっと用いていても良いのですが、モダンな家具となると敬遠されるのかもしれません。今回はガラス戸を主として考えたので、引き出しは下方へ配置しています。脚部の構造と一体となるように引き出しを設けたのが新鮮に映ります。引き出しとしては扱いづらい位置にあるのですが、引き出しが上についてしまうと一気に生活感のある家具に変わってしまいます。
あくまでも飾り戸棚のこの家具は少し装いきの雰囲気を放つように製作しました。依頼主のご夫婦には小さな引き出しも、きっと楽しんで使っていただけると思っています。
下の写真は同じ御宅のテレビの置かれるサイドボードです。小さめのテレビを置いていただく様子で、この家具にはそれがしっくりくると思います。
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納品に伺った時には、ちょうど照明器具の取り付けがなされていて、食器棚の少し離れたところに、真鍮のペンダント照明が下げられていました。照明越しにみえる家具の姿がとても素敵で印象深く残っています。
家具も照明も住宅関係のお仕事をされているご夫婦で吟味されて選ばれたものです。照明の真鍮と家具の把手の真鍮が気持ちよく呼応していたのですが、つまり、よくコーディネイトされていたということなのだと思います。
コーディネイトとか、デコレーションとか言ってしまうのが恥ずかしいのですが、意外とこのコーディネイトやデコレーションを上手くできる人に出会うことは少ないです。
デザインも建築もそんな小難しいことばかりが偉いわけでなくて、センスのある人、つねにそのセンスを磨けている人は素敵だなと思います。
Cup Bord
Oak(stained) / Glass / Brass
W1450・D400・H950
Side Bord
Oak(stained) / Glass / Brass
W2010・D450・H630