建築家や設計士の方で家具図面まで描かれて依頼される方はそう多くありません。概要を伝えていただいて、こちらに設計を任せていただくケースの方が多いようにも思います。 いつもお付き合いさせていただいている住宅設計の服部さんはびっしりと家具図を描いて依頼してこられえます。ご自身が設計された住まいにとって、膝をつきあわせて話し合いを重ねてきたクライアントを思って。例えテーブルひとつであっても、 きっちり図面を描いて渡してこられます。 作る側の私たちにとっては、時々その形状が難解であったり、納まりがシビアであったり、製作においては決して楽をさせてもらうような家具ではありませんが、でき上がった家具を建築に備付ける時のしっくりとくる感じに関心を超えて、いつも感動させてもらっています。 それは、服部さんはその場に対しての必然というものを設計しようとお仕事をされているからなのではないかと考えたりします。私は自分のものづくりで、まだまだたくさんの邪念があって振れてしまうことも多いのですが、めて自分の言い訳がましいことだけはどこかに置いておいて、届けられる人にとってシンプルによいものを作る人になりたいと思っています。
建築設計 服部信康建築設計事務所